はじめに
こんにちは。
バリスタFIREを目指している20代後半会社員の
翔べない渡り鳥(@N_migratorybird)です。
「なかなか勉強しても覚えられない」
「せっかく読んだ本も気づいたら内容を忘れている」
と思っても、「もう若くないから覚えられなくてもしょうがないか」と考えていませんか?
ちょっと待ってください!!
それは効率的な学習ができていないだけかもしれませんよ。
「エビングハウスの忘却曲線」をご存知でしょうか?
正しい記憶のメカニズムを理解して学習することで、「気づいたら忘れてしまう」という状態を改善できるかもしれません。
エビングハウスの忘却曲線
エビングハウスは、無意味な音節を記憶し、時間と共にどれだけ忘れるかを数値化しました。
それが「エビングハウスの忘却曲線」です。
それによると人間の記憶は時間と共に忘れ去られるものであり、その忘却率は以下のようになっています。
エビングハウスの忘却曲線
- 20分後:42%を忘れる
- 1時間後:56%を忘れる
- 1日後:74%を忘れる
- 1週間後:77%を忘れる
- 1か月後:79%を忘れる
効率的な学習には復習は不可欠
学習に一生懸命取り組み、沢山吸収しようとしている人でも案外自分が忘れるという事に無頓着な場合があると思います。
せっかく勉強したりするならば、なるべく忘れずに自分の人生に活かしていきたいですよね!
どのタイミングで復習するべきか
<問題>
最も効率的な記憶方法は?
①覚えたら忘れないように、すぐに復習する
②忘れかけてきたころに復習する
③随分時間がたって復習する
答えは②ですね。
そうです。みんな今までの経験から、どのタイミングで復習するのが効果的なのか分かっているのです。
しかし、現実としてなかなか復習までしていない人が多いように思います。
受験勉強の学生などは効率的な学習を突き詰めるのでしょうが、社会人の勉強はどうしてもやりっぱなしになってしまいがちだと思います。
勉強になったな!って読んだ本の内容も、1年後にはほとんど忘れてるしね・・・。
何回繰り返したら1年記憶を維持できるのか
これには個人差があるので、一概には言えませんが、
だいたい4回~5回繰り返すと記憶に定着しやすいようです。
忘れそうになったらもう1回。を4回繰り返すと、その知識を自分の血肉とすることが出来るのです。
まず大切な事は「理解すること」
どんなものも初めての学習は大変な困難を伴います。
それに対し復習する際は、初回よりも比較的スムーズに出来るはずです。
であるならば、1度目で記憶をしようとは考えない方が効率的でしょう。
1回目の学習では「理解すること」に努めましょう。
「どうせ1回では覚えられない。大枠を捉えて次回復習しよう。」
そう考えることで、日々の学習への取り組みもハードルが下がり取り組みやすくなるのではないでしょうか。
睡眠も忘れずに
皆さんご存じの通り、記憶には「睡眠」も欠かせません。
睡眠中は外部からの情報が遮断されており、学習内容がそのまま記憶されやすくなります。
また、心理学者らの研究では、学習定着に必要な睡眠時間は6時間以上と言われております。
学習した内容を忘れかけるまで時間を空けて、睡眠を挟み、復習をするのが最適な学習方法になります。
まとめ
エビングハウスの忘却曲線によると、人間は翌日に74%の事を忘れます。
忘れたころに復習することで、脳への記憶が強化されます。
次の日にもう1回復習すると1年後の記憶量は倍増するというデータもあるようです。
1年間記憶を維持するには平均4~5回繰り返し学習する(個人差はある)必要があります。
1回目で無理して記憶しようとせず、まずは大枠を理解し、複数回かけて記憶に定着させるのが良いでしょう。
忘れかけるまで時間を空け、しっかり6時間以上の睡眠を挟み、復習をするのが最適。
初回学習は「理解する」程度に。しっかり寝て、忘れそうになったら復習。を繰り返すのが効率的ってことだね!
なかなか学習したことを覚えていられない
もっと効率的に学習したいという方は、是非参考にしてみてください。