はじめに
こんにちは。
よりよい暮らしを求めて奮闘する会社員の
翔べない渡り鳥(@N_migratorybird)です。
突然ですが、あなたは「限界効用逓減の法則」を知っていますか?
・無駄遣いしているつもりはないけど、なかなかお金が貯まらない
・好きなことにお金を使っているのに、思ったより満足感もない
などという時はある法則に陥っている状態なのかもしれません。
その法則が「限界効用逓減の法則」です。
「限界効用逓減の法則」を理解して、日常生活を過ごすことで節約につながり資産形成が出来る可能性があります。
この記事では、限界効用逓減の法則を学び、節約や資産形成の役に立てるようにまとめました。
これから資産を形成したい方、お金が貯まらない、お金を使っても満足感がない方は参考になると思います。
限界効用逓減の法則とは?
「限界効用」とは、
消費財1つの満足度(=効用)を表していて、消費財が増えるごとに消費財1つで得られる満足度は減っていく
ということです。
つまり、最初の1つ目が1番良くて、次の2つ目、3つ目となると最初の1つ目よりもよく思えなくなるということです。
お腹が空いたときのラーメンの1口目は最高においしいですよね!
でもその後2口目3口目と食べ進めるにつれて、1口目ほどの満足感を味わえない。
という経験はありませんか?
そういった満足感が段々減っていくことを限界効用逓減の法則と呼びます。
ちなみに「限界効用逓減の法則」はミクロ経済学の概念で、しっかりとした法則です。
限界効用逓減の法則が生活に与える影響
先ほどのラーメンの例もそうですが、それ以外にも
引っ越しの際、「今住んでいる家より広い部屋が良い」、「もっといいところに住みたい」なども限界効用逓減の法則です。
「1度上げた生活水準をなかなか下げられない」と言われたりしますが、限界効用逓減効果の影響があるからなのです。
私自身も、買い替えるたびに車のグレードは上がっている・・・恥。
限界効用逓減は節約の敵
上記の例でもわかるように、人間は常に満足感を得るためにはどんどんより良いものを求めなければならないということになります。
つまり、限界効用逓減の法則は「節約の敵」なのです。
満足感を求めて生きていると、
生活水準がどんどんあがっていくことも、お金がもっと欲しいと思うことも、必然なわけです。
決してあなたの意志が弱いわけではありません!!
人間心理として当たり前のことというわけです。
節約のための具体的な方法
では、節約をするにはどうしたらいいのか。
それは「限界効用逓減の法則があるということを頭に入れて選択する」ことが大切になります。
いつかはまた満足しなくなると分かっていれば、今の現状で大きく困っていない場合は「現状の生活の維持に努める」のが良いでしょう。
特に生活レベルは、一度上げてしまうとなかなか下げられないので、可能なら上げるのをやめましょう。
「同じ間取りの部屋で引っ越しをする」
「車はある程度同じグレードで買う」
「ビールは1日1缶だけにする」
など、私たちの生活に当てはめることが出来ると思います。
ついつい満足感を得るために支出を上げてしまいがちですが、「限界効用逓減の法則」を理解しておくことで支出をキープすることが出来ます。
「少し良い暮らしにレベルアップしても、すぐにもっといい暮らしを求めてしまう」ということを分かっていれば、余計な支出をさけられるかもしれません。
まとめ
・限界効用逓減の法則とは、簡単に言うと最初の1つ目が1番良くて、それ以降は最初の1つ目よりもよく思えなくなる。ということ。
・満足感を求めて生活レベルを上げても、満足感は減っていく。(支出はどんどん増えてしまう)
・「限界効用逓減の法則」を理解し、生活水準を維持することを意識することで節約⇒資産形成につながります。
以上、今回は限界効用逓減の法則を紹介し、節約や資産形成に役に立つということを紹介しました。
私も含め、人間心理としてついつい便利なことを求めて支出を増やしてしまいがちですが、限界効用逓減の法則を理解して日常生活を送ることで、節約や資産形成につながることは頭の片隅に入れておくべきでしょう。
より良い暮らしを求める上で、現状維持をすることも時には大事だと思います。どうぞ日常生活にお役立てください。