はじめに
こんにちは。
バリスタFIREを目指している20代後半会社員の
翔べない渡り鳥(@N_migratorybird)です。
前回の記事で「r>g」の不等式について書きました。
☞【rを得てお金持ちになろう!】トマ・ピケティの「r>g」を知ろう。
労働による収入では、資産による収入には勝てないという事実が記されていました。
「一生懸命働いているのに、全然給料は上がらない、、、。」
そんな思いをしている方も多いのではないでしょうか?
私もその1人です。
収入を増やすために転職も検討しましたが、特別なスキルもないので大幅な年収アップも見込めず、
どうしたものかと悩んだこともありました。
どこの会社も大差なく、今の会社が例外的に昇給が少ないという訳ではなさそうです。
ではそもそもなぜ、労働による収入(つまり給料)は上がらないのでしょうか。
今回は、給料が上がらない理由を3つ説明します。
これを知っておけば、無駄に昇給を目指して努力することもなくなります。
もちろん仕事は適度に頑張るべきだと思いますが、昇給や昇進を目指して勘違いな努力をして損する人もいるかと思います。
給料が上がらない理由3つ
①同じ作業の繰り返し
基本的に仕事の内容は「同じことの繰り返し」が多いのではないでしょうか。
経理であれば伝票や決算書の作成、営業であれば商品の宣伝や顧客の確保、
そういった同じことの繰り返しをしていると、そこの会社に依存した仕事しか出来なくなります。
同じ業務でも会社によってやり方も違うと思うので、脳死で作業をこなすとさらに悲惨でしょう。
自発的にスキルを磨いたり、飛び抜けたスキルでもあれば別でしょうが、
新たに違う企業で仕事に就けるには、若さかスキルが必要になります。
こうした同じ作業を繰り返すことは、転職の可能性を遠ざけ、1つの会社に依存する構図を作ります。
それによって給料を上げなくても、働き続けてくれる人材を確保できます。
②一度上げると下げられない
そして、給料は1度上げるとなかなか下げることができません。
考えてみれば当然で、給料が上がらなくて文句は言っても辞めるまでする人は多くないでしょう。
でも逆に、給料が下げられてしまっては今の生活レベルを維持できずに、転職していく人も発生するでしょう。
経営が少し良くて経営陣が社員を思い給料を上げる判断をした時に喜んだ人たちも、経営悪化時には手のひら返しで給料引き下げを拒んでくるでしょう。
こういった1度上げたら下げられないという理由も、仮に経営が良くても給料を上げずに内部留保するという構図になっています。
③解雇できない
日本の企業は、解雇をなかなかできません。
よっぽどの理由がない限り、労働者は守られています。
先ほども言ったように、1度給料を上げてしまうと下げることが難しくなります。
給料を下げられずに、解雇もできない。
であれば経営難に備えて資金をプールしておこう。投資家に還元して株の価値を上げよう。
と考えるのは必然ではないでしょうか。
まとめ
会社員の給料が上がらない理由は、
- ①同じ作業の繰り返しで、成長せず人材価値が上がらないから。
- ②給料は一度上げるとなかなか下げられないから。
- ③よっぽどでないと解雇できないから。
ということで、企業側の立場からすると会社員の給料を上げることはリスクこそあれ、メリットがあまりありません。
特に、他の人でも代替がきくような仕事などは尚更です。
そうならないためにも、自分の価値を高めることが必要になります。
今の企業に依存せずに、自分のスキルや価値を磨く努力をしましょう。
「r>g」のr側に立てるように努力することも、会社に依存しない自分を作る手段の一つだと思います。
今更遅いなんてことはないと思います。気づいた時から行動を始めましょう!!