
こんにちは。翔べない渡り鳥です。
今回は「FIRE論④」です。
①では「時間・お金・自由」について。
②では「FIREに必要なお金」について。
③では「副業・働き方」について考えてきました。
そして最後の④は、「FIREした後、どう生きたいのか」についてです。
実は、このテーマについて私は2021年にも一度記事を書いています。
当時の私は、FIREしたら何をしたいのかを一生懸命考えていました。
海外をゆっくり旅したい。
日本を軽バンで一周したい。
平日にキャンプをしたい。
家庭菜園もやってみたい。
今読み返すと、なんだか自由で楽しそうです。
でも、あれから5年。
結婚して、子どもが生まれて、仕事や暮らしに対する考え方も変わりました。
そこで今回は、5年前の「FIRE後の理想」と、2026年の今の自分が考える「自由」を比べてみたいと思います。
FIREはゴールではなく、やっぱり「手段」だと思う
5年前の記事でも、私はこう考えていました。
「FIREは目的ではなく手段」
これは今でも変わっていません。
FIREした瞬間に人生の目的が完成するわけではありません。
会社を辞めたとしても、その後に何をするのか。
自由な時間が増えたとき、その時間をどう使うのか。
そこを考えておかなければ、せっかく手に入れた自由を持て余してしまうかもしれません。
5年前の私は、だからこそ「FIRE後にやりたいこと」を考えていました。
今振り返ってみても、その考え方は間違っていなかったと思います。
ただ、今は少しだけ考え方が変わりました。
5年前の私が考えていた「FIRE後にやりたいこと」
ここからは、2021年の自分が書いていた内容を振り返ってみます。
①海外をゆっくり旅したい
当時の私は、海外の文化や食事に触れながら、ゆっくり旅をしてみたいと考えていました。
会社員だと長期の休暇を取るのはなかなか難しい。
だからこそ、時間に縛られなくなったら、物価の安い国なども巡りながら、ゆっくり旅をしてみたいと思っていました。
今でも「ゆっくり旅をしたい」という気持ちはあります。
ただ、昔とは少し意味が変わりました。
以前は「自分が自由に旅をする」ことを考えていました。
今は、「家族と一緒に、時間を気にせず旅をする」ことにも魅力を感じます。
②日本を軽バンで旅したい
これも5年前から変わらない夢です。
軽バンに乗って、日本各地をゆっくり巡る。
車中泊をしたり、キャンプをしたり。
その土地の観光をして、地元のおいしいものを食べる。
そんな旅に憧れていました。
今考えても、かなり楽しそうです。
ただし、子どもが生まれた今は、旅のスタイルも少し変わりそうです。
「一人で自由にどこまでも」というより、
「家族で無理なく、長い時間をかけて日本を楽しむ」
そんな旅のほうが、今の自分にはしっくりきます。
③平日にキャンプをしたい
これは今でもかなりやりたいことです。
5年前の記事では、
「平日の混み合っていないキャンプ場で、のんびり読書をする」
そんな未来を思い描いていました。
会社員だと、キャンプに行けるのはどうしても休日が中心になります。
休日のキャンプ場は混雑することもあります。
だからこそ、平日に行ける自由に憧れていました。
今でもこれは、FIREで実現したいことの一つです。
④家庭菜園をしたい
これも5年前の自分が書いていた夢です。
小さな庭や畑で野菜を育てる。
自分で育てた野菜を食べる。
そして、その野菜を使ってキャンプでBBQをする。
今読んでも、なかなかいい生活だなと思います。
そして、ここには5年前の自分が大切にしていたことが表れている気がします。
「何もしないで暇を持て余す生活にはしたくない」ということです。
FIRE=何もしないこと、ではありません。
自分で選んだことに、自分の時間を使えること。
それこそが、私がFIREに魅力を感じていた理由でした。
5年経った今、「FIRE後にしたいこと」は変わったのか
結論から言うと、やりたいことそのものは、そこまで変わっていません。
旅行したい。
キャンプしたい。
自然の中で過ごしたい。
ゆっくり本を読みたい。
自分の好きなことに時間を使いたい。
こうした気持ちは今もあります。
ただし、人生の状況が変わったことで、「誰と、どうやって時間を使いたいのか」が大きく変わりました。
5年前は「自分の自由」をかなり強く意識していました。
今は、そこに「家族との時間」が加わっています。
子どもが生まれて、FIREの意味も変わった
結婚して、子どもが生まれたことで、私にとってのFIREは少し違うものになりました。
以前は、
「仕事をしなくても生活できる状態」
というイメージが強かったと思います。
今は、
「家族との時間を、自分で選べる状態」
という意味が大きくなりました。
例えば、子どもの学校行事。
急に休みが必要になったとき。
家族で旅行に行きたいとき。
子どもが大きくなって、話をする時間が増えたとき。
あるいは、夫婦2人の時間が必要になったとき。
人生には、その時期にしかできないことがあります。
だから私は、FIREによって「暇な時間」を増やしたいわけではありません。
「その時間を誰とどう使うのか、自分で選べるようになりたい」のです。
「FIREする頃には、子育ては終わっているのでは?」と思うこともある
実は、最近こんなことも考えます。
「子育ての時間を増やしたくてFIREを目指しているけど、FIREできる頃には子どもはかなり大きくなっているんじゃないか?」
これは、自分でも以前から少し気になっていたことです。
でも、今はこう考えています。
子どもが大きくなれば、家族との時間がなくなるわけではありません。
赤ちゃんの頃は一緒に遊ぶ時間が中心でも、成長すれば一緒に旅行をしたり、話をしたり、学校行事に参加したり、別の形で家族との時間が生まれます。
そして、子どもが自立した後には、夫婦で過ごす時間や、自分自身の時間も増えていくでしょう。
だから、「子育てのためにFIREする」というより、
「家族との時間を、自分で選べる人生を作る」
というほうが、今の自分の考えには近いです。
FIREしたら「何もしない生活」をしたいわけではない
5年前の記事でも、私は「何もせずにボーッと過ごすような日々にはしたくない」と書いていました。
これは今でも変わっていません。
むしろ、今はもっと強く思います。
FIREしたからといって、毎日旅行する必要はありません。
毎日キャンプをする必要もありません。
毎日好きなことだけをして過ごす必要もない。
普通に家事をして。
子どもと遊んで。
本を読んで。
ブログを書いて。
たまに旅行して。
キャンプをして。
必要なら、少し仕事をする。
そんな生活でもいいと思っています。
むしろ、そういう「普通の日」を自分で選べることが、私にとっての自由なのかもしれません。
「何をするか」より「どう時間を使えるか」
5年前は、「FIREしたら○○をしたい」という具体的な夢を考えていました。
海外旅行。
日本一周。
キャンプ。
家庭菜園。
もちろん、今でもやってみたいです。
でも、5年経った今は、それ以上に大切なものがあります。
それは、「予定を自分で決められること」です。
平日にキャンプに行く。
子どもの行事に参加する。
家族で長めの旅行に行く。
疲れた日は何もしない。
興味が出たことを勉強する。
ブログを書く。
少し働く。
やっぱり働かない。
そういう選択を、生活費のために仕方なく諦めなくてもいい状態。
それが私にとってのFIREなのだと思います。
だから、FIRE後のために「資産」だけを準備するわけではない
FIREを目指すと、どうしても「いくら必要なのか」という数字に目が向きます。
もちろん、資産形成は大切です。
でも、FIRE後の生活を考えるなら、それだけでは足りないと思います。
必要なのは、
- 生活できるだけの資産
- 自分がやりたいこと
- 一緒に過ごしたい人
- 健康
- 時間の使い方
- 働く・働かないを選べる柔軟性
こうしたものを少しずつ考えておくこと。
そして、それを考えることで「本当に必要な資産額」も変わってくるのだと思います。
例えば、毎日高級ホテルに泊まって世界一周したい人と、家で本を読んだり近場のキャンプ場へ行ったりする人では、必要なお金はまったく違います。
だからこそ、
「FIREするには○○万円必要」
と数字だけを決めるのではなく、
「自分はどんな人生を送りたいのか」
から逆算することも大切なのだと思います。
そして、FIREを達成できなくても意味はある
これは5年前の記事の最後にも書いていたことです。
FIREを目指すからには、もちろん達成したい。
でも、もし達成できなかったとしても、FIREを目指すこと自体に意味はあると思っています。
なぜなら、FIREを意識したことで、
- 自分はいくらお金を使っているのか
- どんな働き方をしたいのか
- どんな暮らしをしたいのか
- 家族とどんな時間を過ごしたいのか
- 何のためにお金を貯めるのか
を考えるようになったからです。
これは、FIREを達成できるかどうかとは別の話です。
「どうせFIREなんて無理だから」と何も考えないより、
「自分はどう生きたいんだろう?」
と考えてみる。
それだけでも、今の人生の選び方は少し変わるかもしれません。
5年前の自分に、今の自分から伝えたいこと
5年前の私は、FIRE後の生活をかなり具体的に想像していました。
海外旅行。
日本一周。
キャンプ。
家庭菜園。
それはそれで、今でもワクワクします。
でも、今の自分なら、もう一つ付け加えます。
「FIREした後に何をするかを、今から完璧に決めなくてもいい。」
人生は変わります。
結婚するかもしれない。
子どもが生まれるかもしれない。
仕事が変わるかもしれない。
住む場所が変わるかもしれない。
好きなことが変わるかもしれない。
5年前の私が今の自分を見たら、きっと想像していなかったと思います。
だから、FIRE後の理想を考えることは大切だけれど、その理想に縛られる必要はないと思います。
私がFIREで欲しいのは「暇」ではなく「選択できる時間」
ここまでFIRE論①〜④を書いてきました。
5年前の私は、FIREについてまだ何も分かっていませんでした。
それでも、あの頃からずっと変わらないものがあります。
それは、
「もっと自分の人生を自分で選びたい」
という気持ちです。
FIREは、そのための手段です。
お金を貯めることが目的ではありません。
会社を辞めることが目的でもありません。
毎日遊んで暮らすことが目的でもありません。
家族との時間を大切にしたい。
自分の好きなことにも時間を使いたい。
働き方を自分で選びたい。
「お金がないから仕方なく」という選択を少しずつ減らしたい。
そのために、私はFIREを目指しています。
まとめ|FIRE後の人生を考えることは、今の人生を考えること
FIRE後に何をするのか。
これは、FIREを目指すなら一度考えてみてもいいテーマだと思います。
ただし、具体的な予定を完璧に決める必要はありません。
大切なのは、
「FIREしたら、どんな時間を過ごしたいのか?」
を考えてみること。
そうすると、「なぜFIREを目指しているのか」も少し見えてきます。
私の場合は、5年前から今までに、結婚や子育てなど人生の大きな変化がありました。
だから、FIRE後の理想も少しずつ変わっています。
それでも、根っこの部分は変わっていません。
「自分の時間を、自分で選びたい。」
そのために、これからも無理をしすぎず、資産を作っていきたいと思います。
そして、FIRE達成の日だけを楽しみにするのではなく、
FIREを目指している今日の時間も、大切にしていきたい。
これが、2026年の今の私が考えるFIREです。