はじめに
こんにちは。翔べない渡り鳥(N_migratorybird)です。
今回は医療保険・生命保険は必要なのか不要なのかについてです。
FIRE目指すなら無駄な支出を減らしたいけど、いざという時に大きな損失になるのも回避したい、って保険の要否について悩みますよね。
私自身の結論と私の判断基準について書きたいと思います。
民間の医療保険の要否
皆さんは民間の医療保険に加入していますか?
私は社会人になったタイミングで、なんとなく社会人の義務のような気がして加入していました。
しかしある時、節約や資産形成を意識したのをきっかけに、
何かあった際に金銭的な補償をしてくれるとはいえ、年間数万円を徴収されているのがもったいないと感じ始めました。
私は結果的に、保険の適用になるようなケガや病気になる確率に対し、支払う保険料が割に合っていないと思い解約しました。
実際、年間5万円の保険料を支払ったとして、2年間で1月分の限度額相当額の金額を納めることになります。
将来的に見て、2年に1月のペースで入院する可能性よりも、保険料の納付が無駄になる可能性が高そうと判断しました。
実際これは個人ごとに異なる考えがあると思うし、必ずしも正解や間違いはないでしょうが、、、
保険がどの程度必要かどうか、私は以下の2つの観点から判断することが大切だと思っています。
保険の契約・解約で悩んでいる方は、私の1個人としての見解ではありますが参考にしていただければ幸いです。
①人的資本を考える
生涯賃金を把握する
保険はいざという時の備えであり、何かを守るためのものです。
そしてその必要額を算出するには、自分の人的資本を把握することが必須です。
自分が働けなくなった際にどの程度の収入が途絶えるのか等を現在・未来を見据えて考える必要があります。
特に生命保険は、死亡した際に支払われる保険金です。必要以上の保険に加入しない為にも、自分の生涯賃金を試算したり、自分やその周りの環境を考えて検討することが大切になります。
賃金保障を把握する
会社員であれば、病気やケガで仕事を休む場合、休んだ日から連続して3日以上休んだ際の4日目以降からは傷病手当金が協会けんぽより支給されます。
最大で1年6か月間、給与の約2/3が支給されます。
長期入院が必要になった際に、これらの傷病手当などで足りないのかを検討することも大切だと思います。
②守るべきものを考える
先程も言いましたが、保険はいざという時の備えであり、何かを守るためにかけるものですよね。
医療保険や生命保険は生活を守るためにかけるものなので、どのくらいのカバーが必要なのかを考える必要があります。
ざっと思いつく範囲で以下の点は考えるべきだと思っています。
自分の生活を考える
自分の生活を維持するために、病気になった際にどのくらいの費用が必要なのか。
家族の生活を考える
自分が病気や死亡した際に家族がどの程度生活に困るのか。
ローンがあるのか
自分が病気や死亡した際にローンの返済にどの程度困るのか。
私の場合は
私の場合は、お恥ずかしい話、何となく加入後数年放置してしまっていました。
今回色々と考えていく中で、上述した2つの判断軸を元に「解約」という選択肢を取りました。
その理由は主に、
- 職場の福利厚生で医療費はある程度補填されるということ
- 妻と二人世帯であるが、共働きであり私が死んでも生活は困らないということ
- 急な入院でも、ある程度の期間は傷病手当金と預貯金でカバーできること
などから「解約」をしました。
今思えば医療費の福利厚生もある程度あるのに、保険にガッツリ加入しているなんて実に馬鹿らしいですよね。
また、保険の要否は人生のポイントで検討する必要があると思います。
私は今後保険を検討するタイミングとして、現在の職場を退職する時か、子どもができたとき、かなと思っています。
まとめ
医療保険や生命保険は自分でしっかりと考えて選ぶ必要があります。
「なんとなく加入していたけど、めんどくさいからそのまま放置していて損をした」なんてことの無いようにしたいですよね。
そのためにも私は2つの判断軸(①人的資本を考える ②守るべきものを考える)を元に検討しました。
保険をほったらかしにしているあなた。是非検討してみて欲しいと思います。
そして、日本には高額療養費制度(限度額認定証)という素晴らしい制度があります。
いざ病気になって長期入院が必要になったとしても、
ある程度預貯金があり、目の前の生活や家族等が仕事に困らないだけの経済的基盤があるのであれば、
民間の保険は不要なくらい十分カバーしてくれる最強の保険制度だと思います。
申請しなければ適応にならないため、必ず申請が必要です。忘れずに利用しましょう。
各種制度を上手く利用することが、FIREへの近道でもあると思います。
賢く利用しましょう。
以上、ありがとうございました。